タイは初心者でも訪れやすい国として人気が高く、初めての海外旅行先に選ぶ人も多いのではないでしょうか。特に首都バンコクは「寺院の街」と呼ばれるほど仏教寺院が多く、観光の中心地として世界中の旅行者を惹きつける魅力があります。
今回は世界20か国以上を1人で旅した私が、バンコクで実際に訪れた三大寺院の見どころ・アクセス・注意点について紹介します!
ワット・ポー

まず最初に紹介するのはワット・ポー。
ワット・ポーといえば、全長46m・高さ15mの黄金の涅槃仏が最大の見どころ。堂内いっぱいに横たわるその姿は圧巻で、仏像の周りをぐるっと1周できるのも魅力です。足裏に施された螺鈿細工(らでん)の装飾も必見。
院内には大小8以内の仏塔がそびえ立ち、色鮮やかなモザイクタイルで飾られています。細部まで丁寧に装飾が施されており、タイの工芸美術の高さが感じられます。

【基本情報】※2025年8月情報
・入場料 :外国人 300バーツ(約1360円 / 1バーツ=4.53円)
・営業時間 :9:00~19:00
・服装ルール:寺院内は神聖な場であるため、肌の露出の多い服はNGです。
短パン・ノースリーブだと入場できないので、肩・膝を隠す服装が必要です。
※最新の情報は公式サイト、または現地案内で必ず確認を。
ワット・アルン

続いて紹介するのは別名「暁の寺」とも呼ばれるワット・アルンです。
ワット・アルンのシンボルは、高さ約70メートルの大仏塔(プラーン)。
チャオプラヤー川のほとりにそびえ立つ姿は、雄大にそびえ立つ仏塔は遠くから眺めるもよし、近くで細部の装飾をじっくり観察するもよし。
写真映え抜群なため、タイ衣装を着て写真撮影をする観光客もたくさんいました。
お気に入りの場所を見つけて写真を撮ってみてくださいね。

【基本情報】※2025年8月情報
・入場料 :外国人 200バーツ(約906円 / 1バーツ=4.53円)
・営業時間 :8:00~17:30
・服装ルール:こちらも肌の露出の多い服はNGなので、長ズボン・羽織れるもの必須です。
※最新の情報は公式サイト、または現地案内で必ず確認を。
ワット・プラケオ

最後に紹介するのはワット・プラケオ、通称「エメラルド寺院」です。
ワット・プラケオは、タイで最も神聖かつ格式の高い寺院です。中心には翡翠(ヒスイ)でできた仏像 「エメラルド仏」 が安置され、国王のみが衣替えを行うなど、国の象徴的存在になっています。
(※エメラルド仏の写真撮影はNGになっているので要注意)
敷地内の壁画にはラーマーヤナ(インド叙事詩)の物語が描かれ、歴史と芸術の融合を体感できます。
また敷地内は21万8000㎡、東京ドーム4個分以上の広さを誇るため、半日くらいゆとりをもっておくとじっくり寺院を見て周れます。私は歩きすぎて翌日に足が筋肉痛になりました。。

【基本情報】※2025年8月情報
・入場料 :外国人 500バーツ(約2265円 / 1バーツ=4.53円)
・営業時間 :8:30~16:30(入場15:30まで)
・服装ルール:こちらも肌の露出の多い服はNGなので、長ズボン・羽織れるもの必須です。
※最新の情報は公式サイト、または現地案内で必ず確認を。
各寺院へのアクセス
それでは各寺院のアクセスを紹介します。
〇ワット・ポー
・最寄り駅:MRTブルーライン「サナームチャイ駅」から徒歩約5分
・船利用:BTS「サパーンタクシン駅」→ サトーン船着場からチャオプラヤーエクスプレスで「ター・ティアン船着場」下船 → 徒歩5分
・タクシー/Grab:サイアム駅周辺から約20〜30分、150〜200バーツ前後
〇ワット・プラケオ
・最寄り駅:MRTブルーライン「サナームチャイ駅」から徒歩約10分
・船利用:BTS「サパーンタクシン駅」からチャオプラヤー川の船で「ター・チャン船着場」下船→ 徒歩5分
・タクシー/Grab:市内中心から約25分、200バーツ前後
〇ワット・アルン(Wat Arun/暁の寺)
・最寄り駅:MRTブルーライン「イサラパープ駅」から徒歩約15分
・船利用(おすすめ):
BTS「サパーンタクシン駅」から船で「ター・ティアン船着場」へ。その後、渡し船(4バーツ)で対岸に渡ればすぐ目の前
・タクシー/Grab:市内中心から30分前後、200〜250バーツ

三大寺院モデルコースと所要時間
三大寺院は王宮エリアにまとまっているので、1日で効率よく回れるのが大きな魅力です。
観光初心者でも無理のないモデルルートは次の通り👇
➀午前中:ワット・プラケオ(所要2〜3時間)
混雑を避けるため朝イチで訪問。広い敷地を歩くので、この時点でしっかり体力を確保。
②徒歩でワット・ポーへ(所要1〜1.5時間)
プラケオから徒歩5〜10分。巨大涅槃仏や仏塔群を見学。
③昼食(所要1時間)
王宮周辺の屋台やレストランで手軽に本場タイ料理を楽しむ。
④午後:ワット・アルン(所要45分〜1時間)
ワット・ポー近くの船着場から渡し船で移動。夕暮れに合わせれば、暁の寺がオレンジに染まる絶景を楽しめます。
【合計所要時間の目安】
観光+移動+昼食を含めて 約6〜7時間
👉 朝から出かければ、夕方までに三大寺院を余裕を持って回れます。

実体験からの注意点:服装ルールは本当に厳しい!
タイの寺院はどこも服装ルールが厳格です。私は最初にワット・ポーやワット・アルンを訪れたときは長ズボンで訪れたので問題なかったのですが、別日にワット・プラケオを訪れた際にうっかり短パンで行ってしまい、入口で入場を断られました。
一応入り口で「タイパンツ」が売られているのですが、市場の相場よりも高め(市場だと100バーツなのに、200バーツでした)。観光客向けのいい商売だですね^^。
そのときは前日に出会って仲良くなった韓国人の旅行者と一緒で、彼が「僕タイパンツずっと欲しかったから買うよ!君はそれを履いて入って、あとで寺院出たら僕にちょうだい。」と言ってくれたおかげで、無事に寺院に入場できました。なんて優しい!
この体験から学んだのは、寺院観光では必ず長ズボンや肩を隠せる服を用意しておくこと。暑いタイではつい軽装になりがちですが、入口で立ち往生しないように注意してくださいね。

まとめ
バンコクの三大寺院は、それぞれに個性があり、初心者でも効率よく回れるおすすめの観光スポットです。
これからタイを訪れる方にとって、この記事がが少しでも役立ち、安心してバンコク寺院巡りを楽しめるきっかけになれば嬉しいです。
それでは良い旅を。
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